鶏鉾とは

中国古代、(ぎょう)の時代に天下がよく治まり訴訟用の太鼓(諫鼓)も用がなく苔が生え鶏が宿ったという故事にあやかった言われています。鉾頭の三角形の中の円形は鶏卵が諫鼓の中にあるという意味で、鶏鉾の名の象徴となっているともいわれるが、はっきりしたことは不明で

天王像

真木のなかほどの天王座には、航海の神といわれる住吉明神を祀っています。

背後を支える角材に「寛政五年/新調」とあることから、寛政5年(1793年)に新調されたものとわかります。現在は昭和54年(1979年)に新造されたものを巡行に際しては用いています。

稚児人形

本像を納める箱には、「文久三年(一八六三)」と記されていることから、文久3年(1863年)に製作されたものとわかります。

この時に生稚児から稚児人形に変わったと考えられています。